NHK大河ドラマ「新選組!」第2回「多摩の誇りとは」にて、放送の最後に「新選組を行く」で紹介された近藤勇生家跡に行ってきました。
この記事では近藤勇生家跡のインフォメーションや実際に最寄駅から歩いたルート、ゆかりの地を巡った様子などをドラマの感想を交えながら写真付きで紹介します。
動乱の幕末。その歴史の一端を垣間見てはいかがでしょうか。
近藤勇の故郷・東京都調布市。江戸時代、幕府の直轄領が多くあり将軍家に忠誠を尽くす土地柄でした。勇の生家、宮川家は裕福な農家でした。武芸に熱心だった父、久次郎は庭に道場を作り、わんぱくだった末っ子の勝五郎、後の近藤勇も剣の稽古に励みました。いつしか武士を夢見るようになった勝五郎は15歳の時、天然理心流に入門。生来の生真面目な性格で剣の腕前を上げていきます。そして翌年、晴れて理心流宗家の跡継ぎに選ばれ、師である近藤周助の養子に迎えられたのです。これを機に名を勝太と改めました。故郷多摩の地で武士に憧れた農民の子、宮川勝五郎はその夢の一歩を踏み出したのです。
NHK大河ドラマ「新選組!」 新選組を行く「近藤 勇の故郷・調布市」
インフォメーション
・入場料:無料
・住所:〒182-0031 調布市野水1-6-25
・開場時間:24時間
・休業日:なし
・JR「三鷹」よりバスで20分 「野川公園入口」下車
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目的地までのルート
- STEP1三鷹駅
南口から外へ出ます。
JR「三鷹」よりバスで20分 「野川公園入口」で下車します(赤丸)。
「野川公園入口」で下車するには「榊原記念病院/多磨駅」行のバスに乗ります。なので⑥番のバス停になりますね。
バス停に行くには南口を出てすぐ左手側のB4エスカレーターを下ります。
- STEP2小田急バス バス停⑥
⑥番のバス停です。ここでバスを待ちます。
目的の「野川公園入口」は16番目の停留所ですね。
小田急バスが来ました。目的停留所までの運賃は220円です。
- STEP3野川公園入口 停留所
バスの道のりは少し混雑していて信号も多く、「野川公園入口」で下車するまで29分かかりました。
バス停すぐ先の横断歩道を渡ります。
横断歩道を渡ったら歩道を真っすぐ進みます。
横断歩道の先に大きな木が見えてきました。あの木の下が目的地ですね。
- GOAL近藤勇生家跡
ゴール! 近藤勇の生家跡に到着しました。バス停降りてから徒歩1分です。
近藤勇生家跡
近藤勇の生家跡。曇天の天候もあってかひっそりと、少し寂しさも感じられます。
これは…? 何の立札でしょうか。近藤…、…うーん、読めない!
こちらは近藤神社です。なお、歩道に面しているので、写真撮影の際は歩行者や自転車に注意してください。
神社の横には、近藤勇 産湯の井戸がありました。
屋敷等は約80年前に取り壊され、この井戸だけが残されたそうです。近藤勇のルーツがここにある…。感慨深いです。
ふむふむ…。「幼名勝五郎」、いわゆる「勝っちゃん」ですね。当時の屋敷はもっと広かったようで、今の跡地はほんの一部のようです。
新選組局長 近藤勇の軌跡が書かれています。この軌跡からあの壮大な大河ドラマが生まれたんですね。
局長の雄姿。これも土方歳三の洋装と並び有名な写真ですね。
市史跡。井戸だけでも残してくれて、こうやって訪れることができました。感謝です。
立派な木が植わってます。これは近藤勇が幼少の頃にもあったのでしょうか。
近藤道場撥雲館
道路を挟んで生家跡の向かい側に、近藤道場「撥雲館(はつうんかん)」があります。
道場の中や敷地内には入ることはできず、外から見るだけです。残念。
窓から中の様子だけでも見られれば…と思いましたが、無理そうですね。
しかし、この「撥雲館」は一体どんな道場だったのでしょうか。大河ドラマ「新選組!」では出てこなかったので気になります。
そんな時に助かる案内板! なるほど。天然理心流五代目を継いだ近藤勇五郎の道場なんですね。
「撥雲館」と命名したのは、山岡鉄舟…!? これは意外な人物の名前が出てきました。
その他ギャラリー
※画像をクリックすると拡大できます。
最後に
「撥雲館」の命名者である山岡鉄舟は、浪士組結成時の浪士組取締として大河ドラマ「新選組!」にも登場しています。
劇中では、幕臣として清河八郎や勝海舟などの大物に振り回される役どころですが、私的には意外と肝が据わっていて、人の良さそうな顔をしながらうまく立ち回っていたイメージがあります。
ひょんなところでドラマと歴史が繋がるのも、ゆかりの地を訪れる魅力だと思いました。
また、大河ドラマゆかりの地めぐりを始めてから、4か所目にしてやっと主人公、近藤勇のゆかりの地へ訪れることができました。局長! 遅くなって大変申し訳ございません!
ちなみに「生家跡」から歩いて行ける距離に、近藤勇の墓があります。そのお墓が建てられた「龍源寺」は、次回の記事でご紹介したいと思います。
とらせいでした。
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