幕末の動乱を駆け抜けた新選組。
その生き様は今でも多くのファンを魅了してますよね。
新選組を題材にした作品はたくさんありますが、その中で2004年に放送されたNHK大河ドラマ「新選組!」はご存じでしょうか。
原作・脚本は、2022年現在放送中の「鎌倉殿の13人」も手掛けている三谷幸喜さんです。
物語の展開やキャラクターがとても魅力的で、当時、この大河を観るのが毎週の楽しみだったのを覚えています。
さて、大河といえば放送の終わりに「ゆかりの地」を紹介しているのですが、訪れてみたいと思った方や、実際に訪れた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、「新選組!」で放送された様々なゆかりの地を一覧にまとめて紹介します。
時代に生きた青年たちの軌跡を、ぜひご覧下さい。
NHK大河ドラマ「新選組!」とは
「新選組!」は幕末の京都で結成された浪士隊である「新選組」を題材にした2004年のNHK大河ドラマの第43作目で、香取慎吾さん演じる「近藤勇」を主人公に、逆風に晒されながらも己の信念を貫いた青年たちの青春群像劇です。
原作・脚本は、言わずと知れたヒットメーカーの三谷幸喜さんです。この新選組が初脚本で、後に「真田丸(2016年)」、「鎌倉殿の13人(2022年)」も手掛けています。
出演者の数も多く、豪華です。一人一人のキャラクターが本当に役者さんと合っていて、「本当にこういう人がいたんじゃないか」と錯覚してしまうほどでした。
時に「笑い」、そして「緊張」と、緩急がついたストーリーは、三谷ドラマの真骨頂だと思います。
まだ観たことない方は、DVDになってますのでおすすめです。
当時の放送を観た方も、DVDに収録されている特典映像で未放送シーンや本編にない役者さんの演技が見れますので必見ですよ。(三谷幸喜さんがシーンを観ながら解説してくれるのですが、これが面白い!)
「新選組を行く」ゆかりの地 一覧
「新選組!」各放送の最後に、「新選組を行く」と題してゆかりの地を紹介しています。バックにかかるジョン・健・ヌッツォ氏のテノール独唱が、高潔さと儚さを演出してくれます。
以下、全49話分のゆかりの地を一覧にしてみました。(都合により確認中が3話ありますのでご了承ください)
新選組を行く | ゆかりの地 | 行き方 | 都道 府県 | 住所 | 放送回 タイトル |
---|---|---|---|---|---|
浦賀とペリー来航 | ペリー公園 | JR「久里浜」京浜急行 「久里浜」よりバスで10分 「ペリー記念碑前」下車 | 神奈川 | 横須賀市 久里浜7-14 | 第1回 黒船が来た |
近藤勇の故郷 ・調布市 | 近藤 勇 生家跡 | JR「三鷹」よりバスで20分 「野川公園入口」下車 | 東京 | 調布市 野水1-6-25 | 第2回 多摩の誇りとは |
土方歳三の故郷 ・日野市 | 土方歳三 資料館 | 多摩都市モノレール 「万願寺」下車 | 東京 | 日野市 石田2-1-3 | 第3回 母は家出する |
桜田門と江戸城 | 桜田門 | 地下鉄有楽町線 「桜田門」下車 | 東京 | 千代田区 霞が関2 | 第4回 天地ひっくり返る |
近藤勇の故郷 ・調布市 | 龍源寺 | JR「三鷹」より バスで20分 「龍源寺」下車 | 東京 | 三鷹市 大沢6-3-11 | 第5回 婚礼の日に |
試衛館と 天然理心流 | 「試衛館」が あった現在の 市谷 柳町 | 地下鉄大江戸線 「牛込柳町」下車 | 東京 | 新宿区 市谷柳町25 | 第6回 ヒュースケン 逃げろ |
勇の稽古着 ・小島資料館 | 小島資料館 | 小田急線「鶴川」より バスで20分 「中宿」下車 | 東京 | 町田市 小野路町950 | 第7回 祝四代目襲名 |
江戸の三大道場 | 三大道場跡 | 玄武館跡 都営地下鉄新宿線「岩本町」下車 練兵館跡 JR「市ヶ谷」下車 士学館跡 地下鉄日比谷線「八丁堀」下車 | 東京 | 千代田区 神田東松下町23 千代田区 九段北3-1 中央区 銀座1-24-2 | 第8回 どうなる日本 |
象山の故郷 松代 | 象山記念館 | 長野電鉄「松代」駅より徒歩 JR「長野」駅よりバス「松代」下車 上信越自動車道「長野IC」から車で10分 | 長野 | 長野市 松代町松代1446-6 | 第9回 すべてはこの手紙 |
土方歳三の故郷 日野 | 歳三ゆかりの 場所 | 高幡不動尊金剛寺 京王線「高幡不動」下車 佐藤彦五郎旧宅 JR「日野」下車 | 東京 | 日野市 高幡733 日野市 日野本町2-15-9 | 第10回 いよいよ浪士組 |
清河八郎と伝通院 | 伝通院 | 地下鉄丸ノ内線「後楽園」下車 | 東京 | 文京区 小石川3-14-6 | 第11回 母上行って来ます |
隊士に なりたかった男 松本捨助 | 府中市 郷土の森博物館 | 京王線「分倍河原」より バスで6分 「郷土の森」下車 | 東京 | 府中市 南町6-32 | 第12回 西へ! |
芹沢鴨と 水戸、玉造 | 弘道館 | JR「水戸」下車 | 茨城 | 水戸市 三の丸1-6 | 第13回 芹沢鴨、爆発 |
新選組屯所 八木邸 | 八木邸 | 阪急 京都線「大宮」 京福 嵐山線「四条大宮」より 京都市営バス「壬生寺道」下車 | 京都 | 京都市 中京区 壬生梛ノ宮町24 | 第14回 京へ到着 |
新徳寺 | 新徳寺 | 阪急 京都線「大宮」 京福 嵐山線「四条大宮」より 京都市営バス「壬生寺道」下車 | 京都 | 京都市 中京区 壬生賀陽御所町48 | 第15回 行くか、残るか |
旧前川邸 | 旧前川邸 | 阪急 京都線「大宮」 京福 嵐山線「四条大宮」より 京都市営バス「壬生寺道」下車 | 京都 | 京都市 中京区 壬生賀陽御所町49 | 第16回 一筆啓上、つね様 |
壬生寺と壬生狂言 | 壬生寺 | 阪急 京都線「大宮」 京福 嵐山線「四条大宮」より 京都市営バス「壬生寺道」下車 | 京都 | 京都市 中京区 壬生梛ノ宮町31 | 第17回 はじまりの死 |
会津本陣 金戒光明寺 | 金戒光明寺 | JR京都駅より 京都市営バス「岡崎道」下車 地下鉄「東山」下車 | 京都 | 京都市 左京区 黒谷町121 | 第18回 初出動!壬生浪士 |
忠義の藩主 松平容保 | 松平容保の墓 (院内御廟) 近藤勇の墓 (天寧寺) | JR「会津若松」よりバスで 「院内」下車 JR「会津若松」よりバスで 「会津武家屋敷前」下車 | 福島 | 会津若松市東山町 大字石山字墓山甲731 会津若松市東山町 石山天寧208 | 第19回 通夜の日に |
六番組長 井上源三郎 | 井上源三郎 資料館 | JR「日野」下車 | 東京 | 日野市 日野本町4-11-12 | 第20回 鴨を酔わすな |
大阪と隊士たち | 平野屋跡 鴻池邸跡 蜆橋跡 | 京阪線・地下鉄「北浜」 京阪線・地下鉄「淀屋橋」「北浜」 京阪線・地下鉄「淀屋橋」JR「北新地」 | 大阪 | 大阪市中央区今橋1-5 大阪市中央区今橋2-4 大阪市北区曾根崎 新地1-1-49 | 第21回 どっこい事件 |
桂小五郎の妻 幾松 | 確認中 | 確認中 | 確認中 | 確認中 | 第22回 屋根の上の鴨 |
京都御所 蛤御門 | 蛤御門 | 地下鉄烏丸線 「丸田町」「今出川」下車 | 京都 | 京都市 上京区 元浄花院町 龍前町605 | 第23回 政変、八月十八日 |
新選組の語り部 永倉新八 | 永倉新八の墓 (寿徳寺 境外墓地) | JR「板橋」下車 | 東京 | 北区滝野川7-8-1 | 第24回 避けては通れぬ道 |
芹沢襲撃 八木邸 | 八木邸 | 阪急 京都線「大宮」 京福 嵐山線「四条大宮」より 京都市営バス「壬生寺道」下車 | 京都 | 京都市 中京区 壬生梛ノ宮町24 | 第25回 新選組誕生 |
吉田松陰と 長州、萩 | 松陰 ゆかりの地 | 松下村塾 JR「萩」より 市営バス「松陰神社前」下車 松陰の墓 JR「萩」より 市営バス「松陰誕生地前」下車 | 山口 | 萩市椿東1537 松陰神社内 萩市大字椿東 | 第26回 局長 近藤勇 |
京都 霊山歴史館 | 京都霊山歴史館 | JR「京都」よりバスで15分 「東山安井」下車 | 京都 | 京都市 東山区 清閑寺霊山町1 | 第27回 直前、池田屋事件 |
京都 池田屋へ | 池田屋跡 | 京阪線「三条」より徒歩 JR「京都」より京都市営バス 「河原町三条」下車 | 京都 | 京都市 中京区 中島町78 | 第28回 そして池田屋へ |
久坂玄瑞と 長州、萩 | 久坂玄瑞旧宅跡 | JR「萩」より市営バス 「久坂玄瑞誕生地前」下車 | 山口 | 萩市平安古町 | 第29回 長州を討て |
京都 霊山墓地 | 霊山墓地 (京都霊山 護国神社) | JR「京都」よりバスで15分 「東山安井」下車 | 京都 | 京都市 東山区 清閑寺霊山町25 | 第30回 永倉新八、反乱 |
京都 明保野亭事件 | 明保野亭跡 (青龍苑) | 阪急「河原町」・京阪「四条」 JR「京都」・近鉄「京都」 よりバス「清水道」下車 | 京都 | 東山区清水2 | 第31回 江戸へ帰る |
浪士組外伝 | 確認中 | 確認中 | 確認中 | 確認中 | 第32回 山南脱走 |
総長 山南敬助と 光縁寺 | 光縁寺 | 阪急 京都線「大宮」 京福 嵐山線「四条大宮」下車 | 京都 | 京都市下京区 綾小路通大宮西入 四条大宮町35 | 第33回 友の死 |
第二の屯所 西本願寺 | 西本願寺 亀山本徳寺 | JR「京都」より バス「西本願寺前」下車 JR「姫路」下車 山陽電鉄「亀山」下車 | 京都 兵庫 | 京都市 下京区本願寺門前町 姫路市 亀山324 | 第34回 寺田屋大騒動 |
南部藩脱藩 吉村貫一郎 | 盛岡城址 | JR「盛岡」よりバス 「内丸」「岩手公園前」下車 | 岩手 | 盛岡市内丸1-37 | 第35回 さらば壬生村 |
西郷隆盛と 勝 海舟 | 西郷・勝 ゆかりの地 | 西郷隆盛 銅像 JR「上野」下車 西郷・勝 会見の地 JR「田町」下車 都営地下鉄「三田」下車 勝 海舟 の墓 東急池上線「洗足池」下車 | 東京 | 台東区上野公園1 港区芝5-33 大田区南千束2-3 | 第36回 対決見廻組! |
薩摩藩邸跡と 薩長同盟 | 薩摩藩邸跡 (同志社大学 西門) | 地下鉄烏丸線「今出川」下車 | 京都 | 上京区 烏丸通今出川上る | 第37回 薩長同盟締結! |
寺田屋とお龍 | 確認中 | 確認中 | 確認中 | 確認中 | 第38回 ある隊士の切腹 |
谷 三兄弟 | 谷三兄弟 ゆかりの地 | 石倉屋跡 地下鉄長堀鶴見緑地線 「松屋町」下車 万福寺 地下鉄谷町線・千日前線 「谷町九丁目」下車 | 大阪 | 大阪市中央区 瓦屋町1-11 大阪市天王寺区 下寺町1丁目3-82 | 第39回 将軍、死す |
竜馬の故郷 土佐 | 坂本龍馬 ゆかりの地 | 坂本龍馬 像 JR「高知」よりバス「桂浜」下車 坂本龍馬記念館 JR「高知」より バス「竜馬記念館前」下車 坂本家墓所 JR「高知」より土佐電鉄 「旭町一丁目」下車 徒歩10分 | 高知 | 高知市浦戸 高知市浦戸城山830 高知市山手町63 | 第40回 平助の旅立ち |
竜馬 脱藩への道 | 坂本龍馬 ゆかりの地 | 高知県立歴史民俗資料館 JR「高知」よりバス 「歴史民俗資料館」下車 梼原町 JR「須崎」より バス「梼原」下車 | 高知 | 南国市岡豊町1099-1 | 第41回 観柳斎、転落 |
竜馬 暗殺 | 近江屋跡 (坂本・中岡 遭難之地) | JR「京都」より 阪急電鉄「河原町」下車 市営バス「四条河原町」下車 | 京都 | 京都市 中京区 塩屋町330 | 第42回 竜馬暗殺 |
伊東甲子太郎と 藤堂平助 | 伊東甲子太郎 藤堂平助 ゆかりの地 | 油小路・本光寺 JR「京都」より徒歩5分 戒光寺 JR「京都」より 市営バス「泉涌寺道」下車 | 京都 | 京都市 下京区 油小路町281 | 第43回 決戦、油小路 |
近藤 勇 狙撃 | 二条城 | JR嵯峨野線「二条」 地下鉄東西線「二条城前」下車 | 京都 | 京都市 中京区二条城町 | 第44回 局長襲撃 |
鳥羽伏見の戦い | 御香宮/ 伏見奉行所跡 | 京阪「伏見桃山」 近鉄「桃山御陵前」 JR「桃山」下車 | 京都 | 京都市伏見区 御香宮門前町174 京都市伏見区 西奉行町桃陵団地内 | 第45回 源さん、死す |
病の天才剣士 沖田総司 | 今戸神社 | 地下鉄「浅草」 東武鉄道「浅草」下車 | 東京 | 台東区今戸1-5-22 | 第46回 東へ |
甲陽鎮撫隊敗れる | 勝沼古戦場跡 | JR「勝沼ぶどう郷」より バス「上町」下車 中央自動車道 勝沼ICより5分 | 山梨 | 甲州市勝沼町勝沼 | 第47回 再会 |
近藤、土方 離別の地 流山 | 近藤 勇 陣屋跡 | 総武流山電鉄「流山」下車 | 千葉 | 流山市流山2-122-3 | 第48回 流山 |
新選組 それぞれの道 | 新選組慰霊碑 (寿徳寺 境外墓地) | JR「板橋」下車 | 東京 | 北区滝野川7-8-1 | 最終回 愛しき友よ |
以上です。
TOPにも専用ページ(「新選組を行く」データベース)を作成して、一覧を掲載しておきます。(専用ページにはとらせいが訪問した場所とその記事リンクも掲載しています)
ゆかりの地を巡る
一覧を作成しましたので、今後は私もこのゆかりの地を巡っていきたいと思います。
……………え?
そうなんです。新選組ファンの方々から怒られそうですが、とらせいは十数年関東に住んでいるにも関わらず、これまで新選組ゆかりの地を巡ることが出来ていませんでした…。
申し訳ございません!
これから心を入れ替えて(?)、しっかり巡っていきたいと思います! ゆかりの地ビギナーですが、よろしくお願いします。
意気込み代わりと言ってはなんですが、私のバケットリスト(人生で死ぬまでにしたい100のこと)の一番最初の項目に『「新選組を行く」ゆかりの地を巡る』を記載しました(笑)。
「バケットリスト」については、以下の記事をご覧下さい。
ちなみに、ゆかりの地を県別にカウントするとこうなりました。
1位 京都府(18話分)
2位 東京都(15話分)
3位 大阪府(2話分)
3位 高知県(2話分)
3位 山口県(2話分)
6位 神奈川県(1話分)
6位 千葉県(1話分)
6位 茨城県(1話分)
6位 山梨県(1話分)
6位 長野県(1話分)
6位 福島県(1話分)
6位 岩手県(1話分)
6位 兵庫県(1話分)
(3話は確認中)
当たり前ですが、京都(京)と東京(江戸)が圧倒的に多いですね。まずは近隣(東京、関東)を巡り、京都や地方は泊りの旅行で行きたいと思っています。そして、その様子も記事にして紹介させて頂きます。
最後に
先日の連休を利用して、すでに数か所ゆかりの地を訪問してきたのですが、想像以上に楽しく、そして勉強になりました。
またすぐ別の場所へも行きたい欲求が出てきて、もっと早くやっておけば良かったと後悔しています。
“知らねえモノは一度は試しておかねえと了見を狭くするよ”
ドラマスペシャル「新選組!! 土方歳三 最期の一日」での榎本武揚の台詞です。
榎本総裁の言ったとおりでした。
もし、私のように興味があるけれど、まだゆかりの地に訪れたことがないという方は、一度、試してみてはいかがでしょうか。
とらせいでした。
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