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【新選組を行く】ゆかりの地 今戸神社

新選組

NHK大河ドラマ「新選組!」第46回「東へ」にて、放送の最後に「新選組を行く」で紹介された今戸神社に行ってきました。

この記事では今戸神社のインフォメーションや実際に最寄駅から歩いたルート、ゆかりの地を巡った様子などをドラマの感想を交えながら写真付きで紹介します。

動乱の幕末。その歴史の一端を垣間見てはいかがでしょうか。

近藤勇と共に軍艦「富士山丸」で江戸に戻った沖田総司は、肺の病が悪化し今戸八幡の境内にあった幕府の医師、松本良順の家で療養します。二十歳にして試衛館道場の塾頭を務めた沖田が得意としたのは、瞬時に三本の突きを繰り出す三段突き。その腕前は勇が天然理心流宗家を譲りたいと記したほどでした。新選組の屯所だった八木家の次男、為三郎は「沖田はよく冗談を言っていた」と伝えています。愛嬌があり子供好きでもありました。病は回復しつつあると書き残しながら死を覚悟していた沖田総司。慶応4年(1868年)5月30日没。享年27。剣一筋に生きた短い生涯でした。

NHK大河ドラマ「新選組!」 新選組を行く「病の天才剣士 沖田総司」

インフォメーション

今戸神社

・入場料:無料
・住所:〒111-0024 東京都台東区今戸1-5-22
・開場時間:24時間(社務対応 9:00-16:00)
・休業日:なし

アクセス

・東武線「浅草」より徒歩13分

注意事項

・駐車場、お手洗いはありません

目的地までのルート

実際のルート(写真付き)
  • STEP1
    浅草駅(東武線)

    北口から外へ出ます。

    目の前に交差点がありますので左折します。

  • STEP2
    江戸通り

    江戸通りを北上します。

    赤い「ハルタの靴」の看板が立っているビルの下付近が交番になっていますのでそこまで行きます。

    横断歩道を渡れば交番があります。

  • STEP3
    言問大谷田線

    交番右脇の道(言問大谷田線)を真っ直ぐ歩いて行きます。

    しばらく歩いて行くと、ゆっくり左側にカーブしていきますのでそのまま道なりに歩いて行きます。

    左手側に石柱が見えてきました。

  • GOAL
    今戸神社

    目的地に到着です。

今戸神社

今戸神社正面。ここが「沖田総司終焉の地」です。

沖田総司。新選組一番隊組長。副長助勤。新選組と言えば、近藤勇や土方歳三に続いて必ず名前が挙がる人物の一人ですよね。

若くして天然理心流の塾頭を務めるほど、天才的な剣の腕前がありながら病に倒れた悲劇の剣士。大河ドラマでは藤原竜也さんが演じています。

ここ今戸神社は入口の看板にもあった通り、沖田終焉の地である一方で「招き猫発祥の地」でもあります。

また、「縁結び」の神社としても有名で、恋愛ドラマのロケ地としても使われたそうです。女性の参拝者が多いのも納得です。沖田の墓が目当ての人は少ないのかな…?

ありました。沖田総司のお墓です。ひっそりと佇んでますね。

沖田の魅力は無邪気で天真爛漫な性格ながら、ひとたび刀を持てば鬼神のような強さをみせるギャップにあると思います。演じている藤原竜也さんにぴったりとイメージが重なります。

俳優さん達を集めた「新選組!」の座談会が当時放送されたのですが、その時の藤原竜也さんの天然で奔放な司会ぶりに周囲が一斉にツッコむなど、年上の先輩方に可愛がられている感じが、ホント沖田そのままでした(笑)。

一方、役者としてはストイックで妥協を許さないところもよく似ています。脚本の三谷幸喜さんは、先に役者を決めてからその役者をイメージしながら台本を書く「当て書き」をすることで有名ですが、藤原竜也さんの人物像が沖田総司にぴったりだったんですね。

夜神月(デスノート)のような頭脳明晰な役や、カイジのようなアウトローな役も良いですが、「新選組!」の沖田総司は、個人的に一番のハマり役だと思っています。

立札に松本良順(まつもとりょうじゅん)の名前がありました。松本良順は近藤勇と親交のあった西洋医学所頭取です。

ドラマでは時代に翻弄される近藤に、攘夷の是非を問い掛ける重要な役割を果たします。この聡明な考え方に近藤は惹かれ、親交を深めたのだと思います。

墓の裏側です。沖田は愛嬌があり良く冗談を言っていた好青年ですが、その裏、剣の指導はかなり厳しい一面を持っていたようで、ドラマでもそのシーンは描かれています。

沖田「なぜもっと頑張ろうとしない!? なぜ全力を尽くさない!? なぜもっとぶつかっていかない!? なぜ精一杯生きようとしない!?

手を抜きたくなったりサボりたくなった時、必ず頭に浮かぶ台詞です。心が弱くなりそうな時に、沖田塾頭が檄をを飛ばしてくれます。

沖田は死の際に黒猫を斬ろうとしたと、一説では言われていますが個人的に史実ではないと思います。

木に登って降りられなくなった猫を枝を切って助けてあげた、私の好きな漫画「修羅の刻」でのエピソードを個人的には推します。なんたってここは招き猫の神社でもあるんですから(笑)。

ちなみに司馬遼太郎の名作「燃えよ剣」の、飄々と少し大人な沖田総司も良かったです。2021年の映画で演じた山田涼介さんの雰囲気も合っていましたね。

さて、お参りも済んだので引き上げましょう。なにげに下の写真、情報量が多すぎですね(笑)。

その他ギャラリー

※画像をクリックすると拡大できます。

最後に

東京スカイツリーを眺めながらの帰宅。

私が大河ドラマで好きな沖田のシーンは、土方の俳句にツッコミを入れるところです。

土方「うくひすや はたきの音も つひやめる。これはな。ウグイスの声が綺麗だからハタキをかけるのもやめてつい聞き惚れてしまう、ていうな。」

沖田「そのまんまじゃないですか。

得意げに語る土方への火の玉ストレートが面白いですね。土方の俳句は、土方歳三資料館で購入した「土方歳三資料館の図録」にもしっかり載っていました(笑)。

この頃の土方は「鬼の副長」と呼ばれるほど人を寄せ付けなくなっていたのでほっこりしました。土方が素の自分を出せる唯一の相手が沖田なんだと思います。

隊内のいざこざで土方が劣勢に立たされた時、沖田は土方の本心を理解し擁護するシーンもあり、こういう絆がさりげなく描かれているところも三谷ドラマの魅力なんだと改めて思いました。

とらせいでした。

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